WordPressの管理画面の一般設定では、WordPressアドレスとサイトアドレスを設定できますが、ここで記述をミスしてしまうと管理画面が404エラーになり、WordPressにログインできなくなってしまいます。

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実は結構あるあるだと思うのですが、慣れないと変な汗かきますよね。
実際にそうなったときの対処法を2つシェアします(^^)

あくまでも、もともとログインできていたURLに戻すのが目的ですのでご注意ください。

方法①:wp-config.phpを修正する

この方法では、WordPress構成ファイルのwp-config.phpを修正していきます。
なお、FTPアクセスかファイルマネージャーが必須です。

STEP01:wp-config.phpファイルをダウンロード

まず、FTPでWordPressをインストールしたところにある「wp-config.php」ファイルをローカルにダウンロードします。
このファイルは重要な構成ファイルですので、修正する前に念の為、オリジナルをコピーしていつでも元に戻せるようにしておきましょう!
FTPが使えない方は、レンタルしているサーバーの管理画面にログインして、ファイルマネージャー機能を使ってダウンロードできます。

STEP02:wp-config.phpファイルに加筆

下の2行を「wp-config.php」一番最後に書き加えます。
URLの部分は適宜設定したいアドレスに変えてください。

update_option( 'siteurl', 'https://example.com' );
update_option( 'home', 'https://example.com' );
書き込む場所は、 require_once ABSPATH . 'wp-settings.php'; と記載がある行より下にする必要があります。最終行にしておけば問題ありません。

加筆したら、wp-config.phpをアップロードします。

STEP03:WordPress管理画面にログイン

wp-config.phpの上書きが完了したら、WordPress管理画面にアクセスします。
先程設定したURLにwp-login.phpを追加したものが一般的なログイン画面のアドレスです!

例) https://example.com/wp-login.php

STEP04:wp-config.phpを元に戻す

無事にログインできたら、もうupdate_optionは必要ありませんので、wp-config.phpから削除してOKです。
今後は通常通り管理画面の一般設定から変更可能な状態に戻ります♪

方法②:データベースを直接書き換える

この方法では、データベース(phpMyAdmin)の情報を直接書き換えます。
ある程度データベースに慣れている方は、こちらのほうが手っ取り早いかなと思います
ここではエックスサーバーとロリポップの例で説明しますが、これら以外でもphpMyAdminにアクセスできるレンタルサーバーならどこでもこの方法で対応可能です!

STEP01:phpMyadminにログインする

お使いのサーバーのコントロールパネルにログインし、「phpMyAdmin」にログインします。
phpMyAdminを立ち上げる方法はサーバーによるかとは思いますが、以降は共通です♪

エックスサーバーの場合

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サーバーパネルにログインし、「データベース」項目の「phpmyadmin」をクリックします。

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ユーザー名とパスワードを求められますので、適宜入力するとphpMyAdminが開きます。
※MySQLのユーザー名とパスワードです。

ロリポップの場合

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ユーザー専用ページにログインしたら「サーバーの管理・設定」>「データベース」で表示されるデータベース一覧の中から該当のデータベース右横の「操作する」>「phpMyAdminを開く」からアクセスできます。

STEP02:修正するデータベースを選択

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「phpmyadmin」にログインできたら、左上の「データベース」から修正するデータベースを選択します。
②の箇所に表示されているデータベース名が正しいことを確認し、
③その下の「wp_options」をクリックします。
画面右側が遷移し、④の部分に「siteurl」「home」が表示されます。
それぞれ⑤の編集ボタンを押してurlを修正します。

STEP03:URLを修正

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それぞれ修正ボタンを押し、変更するURLを入力したら、右下の「実行する」ボタンを押下。
これにて完了です!

再度WordPressのログインURLへアクセスするとログインできるはずです!
例) https://example.com/wp-login.php

おわりに

同じ現象が起こったときに、検索するとよくでてくるのが、以下の2文をwp-config.phpに加える方法でした。

wp-config.php

define('WP_SITEURL', 'https://example.com');
define('WP_HOME', 'https://example.com');

こちらでも一旦解決しますが、この方法だとWordPressの一般設定からアドレスとサイトアドレスを設定できなくなります。
また、この2文を消すと元に戻ってしまうのです。
逆に、wp-config.phpを修正しないと設定を変えられないので、簡単に設定を変えさせないというメリットもあります。

どちらを利用するかはその人次第ですが、update_optionの方がすっきりして私好みです。
参考になれば幸いです


参考にさせていただいたサイト:
[WordPress]サイトアドレスの設定を間違えてログインできなくなった | テクニカルノート
WordPress管理画面にログインできない!DBを書き換えて入る方法 | 仕方ぼっち